天狗党の乱の首領 武田耕雲斎 斬首の地

武田耕雲斎等の墓

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武田耕雲斎等の墓
武田耕雲斎等の墓
武田耕雲斎等の墓
現在、市指定文化財の水戸烈士記念館(旧鰊蔵)を松島広場に移築するための工事を進めています。
工事期間:令和3年10月11日~令和6年3月31日

明治維新を目前にして処刑場の露と消えた水戸烈士たち

1864年、武田耕雲斎が率いる水戸天狗党は、尊王攘夷を唱えて挙兵。朝廷に志を訴えようと京都へ上る途中、敦賀の新保で捕らえられました。幕府は厳しい処罰を下し、翌年、来迎寺(松原)で353人が処刑されました。国史跡である「武田耕雲斎等の墓」は彼らが処刑後に埋葬された墓所です。道路をはさむ松原神社境内には、一行が監禁されたニシン蔵が記念館として残っています。

松原神社例祭
毎年10月10日松原神社にて祭神 正四位武田伊賀守以下四百十一柱の例祭が行われます。

ニシン蔵(水戸烈士記念館)
武田耕雲斎等823名は舟町のニシン蔵16棟に収容されました。環境は劣悪で、雪国である敦賀の真冬に、彼らは裸同然の姿でむしろが少しあるだけの蔵に押し込められ、ニシンの腐臭と便桶の異臭が漂う中、異臭と寒さで亡くなったものも少なくなかったといわれています。昭和29年の秋、敦賀港築港に際し90年祭を記念して松原神社境内にその1棟を移築しました。現在は水戸烈士記念館として使用されています。

松原神社は彼らを祭神正四位武田伊賀守以下四百十一柱として祀った神社です。武田耕雲斎は辞世の句を「咲く梅の花ははかなく散るとても 香りは君が袖にうつらん」と詠みました。境内の一角には梅の木が多数植樹されていますが、これは水戸烈士たちにちなんで水戸から献木された偕楽園の梅です。敦賀市と水戸市は姉妹都市にもなっています。
住所
福井県敦賀市松島町
TEL
敦賀観光協会 0770-22-8167  敦賀観光案内所 0770-21-8686
交通アクセス
マイカー利用の場合:北陸自動車道・敦賀ICより 車で約13分
バス利用の場合:JR敦賀駅より コミュニティバス「松原線」で約10~16分「松原公園口」停留所下車 徒歩約3分
バス利用の場合:JR敦賀駅より 「ぐるっと敦賀周遊バス」で約17分「松原神社」停留所下車
バス時刻・乗換案内はこちら
タクシー利用の場合:JR敦賀駅より タクシーで約7分

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